穏やかに暮らしたい

60 ちょっとの日々の暮らし

母を見送って

母が退院して程なく、もう余り時間が無いと医者から言われ、本人と父の希望で自宅で看取りました。 


妹二人のうち一人は毎日来て手伝う時間をとってくれましたが、もう一人の妹はフルタイムで仕事量も多く介護のフルに集中出来るのは父と私。 

最後の2週間程は寝たきりになり、オムツ交換も腰が悪い私はコルセットを使ったりしていました。                            母は少しでも早く楽になりたい!何もしてくれなくていい!とずっと言っていました。父と私達子供は、治る見込みが無く少しばかり命を延ばすことは母にとって辛いこと。ならば延命治療はせずに逝かせてあげようと皆んなで決めたことでした。


しかし、近くでだんだんと痩せて骨と皮ばかりになっていく、食べ物も喉を通らず水も飲めなくなる、見ていられない程の過酷な状態は、とても切なく辛いものでした。吐血をした時は、父と私二人だけだったので、動揺して苦しそうにしている母の様子が今でも思い出されて辛いです。                        


介護生活よりも、90過ぎの自分の思い込みの強い、新しいことや人の意見を受け入れられない父との対応だけで疲れが倍増しました。特にテレビも付けず、お風呂は1日置きというのは、只々疲れを取る術も無く修行僧の様な生活でした。  

(年寄りはは乾燥するから、毎日お風呂は要らないと言われ私一人の為お風呂用意するのも気が引けてだんだん諦めました。シャワーでは風邪ひきます )              

 

今は四十九日を控え、自宅に戻っているのですが、通夜告別式、その後、いろいろな事があり、心身共に疲れが取れておらず、未だ、思いきって泣けない私はとても冷たいのかもしれません。         


時が早く流れていきますように*・゜゚・*:.。..:*・:.。. .。.:*・゜゚・*