穏やかに暮らしたい

60 ちょっとの日々の暮らし

あの日


10年前の今日

忘れられない日


あの頃は、夫と娘は都内へ通勤

息子は大学の卒業前に

友人とヨーロッパへ卒業旅行に行っていました


夫は職場に、仕事柄、又立場的に残るという

連絡がありました


娘は都内から、横浜の自宅へ帰宅は困難の様なので

暫く様子をみると連絡がありました

結果、東京と横浜の境まで電車がなんとか動き出し、

そこからバスと歩きで、やっと帰宅したのは真夜中でした


翌日、フランスにいる息子から国際電話

「こちらのTVでは津波の恐ろしい映像がずっと流れている。家族は大丈夫か?」いうものでした


息子が帰宅したのはそれから2.3日後

早朝成田からのリムジンバスで帰ると連絡が来て

帰宅したのは夜

道路が液状化状態になり時間がかかったのでした。


息子の大学は卒業式は中止

卒業証書は後に郵送されました


あれから10年

子供達もそれぞれ結婚して、子供を授かり自分達の家族を持っています


あの時被害に遭われた方々にも大切な家族があり、

これから家族を持とうとしていた方がいたであろう

        

そう思っただけで、当たり前に過ごしている毎日を 

当たり前だと思ってはいけない


改めてそう思います


ずっと忘れません。